インフルエンザウイルス:Influenza virus
インフルエンザウイルスには抗原性の違いでA 型,B 型,C 型に分類される。
大きな流行を起こすのはA 型とB 型である。
特にA 型の場合には人に感染すると38℃以上の高熱や全身の筋肉痛などの重い症状を引き起こす。
主な感染経路は空気感染である。
A 型インフルエンザウイルスの場合には、
ウイルス粒子表面にヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の2種類のスパイク構造を持ち、
現時点で16 種類のHA と9 種類のNA が発見され、
これらHAとNA の組み合わせで144 種類の型(亜型とよばれる)に分けられる。
ヒトに対して流行性があるものはB 型と、A ソ連型(H1N1 型)、A 香港型(H3N2 型)である。