X線回折装置を導入しました
2016年03月22日ニュースリリース
2016年3月当社の品質管理分析・研究開発設備として、リガク製試料水平型多目的X線回折装置(Multipurpose X-ray diffraction system) Ultima IVを導入しました。
本装置は、X線を試料表面に照射し、得られたX線回折データより、試料の分子構造・結晶性・配向性等の分析を行う装置です。
本装置の特徴は、粉末試料測定専用から薄膜/小角粒径/微小、微量測定用まで必要に応じて多様なシステムを構築できることにあり、従来の装置と比べ、分解能が飛躍的に向上するとともに、高圧測定が可能になることで、分析効率もアップしました。安全面では、最新の国際安全規格に則り、インターロック方式によるX線に対する安全性を確保、また、装置正面右下に緊急停止スイッチを装備しています。
当社では、抗菌剤ゼオミックをはじめ多くの製品の確認作業を本装置にて実施しており、当社製品の国際的基準で高いレベルの品質管理を実現しています。また新規材料開発などの研究開発分野でも活用しています。