お知らせINFORMATION

抗菌コンクリート研究会第20回定時総会が開催

2016年07月27日ニュースリリース

 

 2016年7月27日、名鉄グランドホテルにおいて抗菌コンクリート研究会の第20回定時総会が開催されました。

 総会の冒頭、粕谷会長より「汚水処理人口普及率は89.5%に達するも、未だ約1300万人が下水道や浄化槽等の汚水処理施設の恩恵を得られていないこと、また、コンクリートの標準的な耐用年数を経過した管路は1万kmに及び、今後未普及対策での新規整備分と敷設済み管路46万kmと併せ、50年を経過した管路にはケアや処置が必要となり、そこには大きな市場がある」と挨拶されました。

 総会では、2015年度事業報告及び収支決算に関する件、2016年度事業計画(案)及び収支予算(案)に関する件が上程され、何れも承認されました。2016年度の事業計画として、抗菌コンクリートの性能データの蓄積のため管路や処理場でのサンプリングの実施、日本下水道協会が推進する認定工場制度の下、抗菌コンクリート製品(Ⅱ類資器材)の認定工場の増加を図ること(現在14工場が登録済み)、日本下水道協会主催、「第22回下水道用管路資器材研修会(東日本地区)」へ参画することが発表されました。また、2016年3月末の抗菌コンクリート製品の出荷実績は、累計19万9千トンに達したと報告されました。

 総会終了後、招待講演として、五洋建設株式会社 技術研究所 建築技術開発部 竹内部長より、「抗菌コンクリートへの取組と建築分野の最新技術開発について」の講演を賜りました。

Page Top