IBRG(国際生物劣化研究グループ)の国際会議へ参加しました
2016年10月06日ニュースリリース
2016年10月4日(火)~6日(木)、プラハ(チェコ共和国)で開催されましたIBRG(International Biodeterioration Research Group)の秋季会議へ参加しました。IBRGでは、プラスチック、繊維、塗料、機能性流体、ポリマー分散剤等の微生物学の専門家が半年毎に集まり、生物劣化の基本原理を研究するために試験方法の評価及び開発を行っています。その研究成果は、OECD、BPR、ISOでの生物劣化に関係したプロジェクトにも活用されています。
当社は1999年からIBRGの会議へ積極的に参加しており、試験方法に対する日本側の観点から意見や改善点などを提案しています。そして、IBRGの支援の下、当社が参画する一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)は、2002年から日本の抗菌試験方法であるJIS Z 2801を基に国際的な試験方法の開発に取り組みました。現在、その試験方法はISO 22196-2011(プラスチック及びその他の抗菌性能試験方法)として世界的に知られています。