お知らせINFORMATION

愛知県水産試験場様が当社抗菌剤の水カビ抑制効果について紹介しました

2017年11月13日ニュースリリース

 11月7日~8日、名古屋大学野依記念学術交流館(名古屋市千種区不老町)にて、「アグリビジネス創出フェア2017 in東海」が開催されました(主催:NPO法人東海地域生物系先端技術研究会)。同フェアにおいて、愛知県水産試験場様より「銅イオンによる水カビ予防」に関する当社との共同研究成果が紹介されました。当社は銅イオン担持ゼオライトビーズ(Cuビーズ)等を本研究向けに提供しています。

 以前よりキンギョ養殖では、受精卵が卵管理中に水カビや細菌によって死卵となり、その結果としてふ化率の低下につながることが問題視されていました。今回の研究では、対照区でほぼ全ての受精卵が白濁し水カビの付着が認められたのに対して、Cuビーズ試験区では水カビの付着はほとんど確認されませんでした。また、正常ふ化率においても、対照区は19.4%に対して、Cuビーズ試験区(飼育水に対して銅ビーズ0.3%)では76.7%と有意差を確認できました。

 今回Cuビーズが水カビ抑制及びふ化率等の向上に寄与することが確認されたことを受けて、今後はCuビーズの最適濃度等の検討が実施され、水カビ病の予防技術としての実用化が期待されます。

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