IBRG(国際生物劣化研究グループ)の国際会議へ参加しました
2018年04月16日ニュースリリース
2018年4月10日(火)~12日(木)、アテネ(ギリシャ共和国)で開催されたIBRG(International Biodeterioration Research Group)の春季会議へ参加しました。IBRGでは、微生物学の専門家が半年毎に集まり、生物劣化の基本原理を研究するために試験方法の評価及び開発を行っています。その研究成果は、OECD、BPR、ISOでの生物劣化に関係するプロジェクトにも活用されています。今回の会議では、機能性流体、塗料、防腐、プラスチック及び繊維の各グループから研究成果が報告されました。
当社は1999年からIBRGの会議へ積極的に参加しており、日本側の観点から試験方法に対する意見や改善点などを提案しています。そして、IBRGの支援の下、当社が参画するSIAAは2002年から日本の抗菌試験方法であるJIS Z 2801を基に国際的な試験方法の開発に取り組みました。現在、その試験方法はISO 22196-2011(プラスチック及びその他の抗菌性能試験方法)として世界的に知られています。