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ゼオミックが「FDA(米国食品医薬品局)」の認可を取得

2000年06月27日ニュースリリース

認可番号FCN000047

アメリカ食品医薬品局でも証明された「ゼオミック」の安全性

無機抗菌剤「ゼオミック」はかねてより申請していた、FDA(米国食品医薬品局)から食品接触物質の用途で認可を取得いたしました。

日本企業の申請でFDAに無機抗菌剤が認められたのは初めての事であり、現在、ラップ・ボトル・フィルム・トレーなど、米国で使用されるすべての食品容器包材関連の合成樹脂への添加をはじめとし、工場でのまな板やベルトコンベヤーなど製造設備の樹脂部材まで抗菌剤として使用できるようになりました。

全食品用途の樹脂における添加剤として、FDAが分類する9つの食品群すべてに使用でき、添加量は樹脂に対し重量の5%までと他の添加剤と比較しても格段に多い量を加えることができ、適用できる食品包装形態での使用条件では事実上、制限なしの極めて安全性の高い添加剤と認められたことになりました。

また日本において、医薬品レベルの安全性を確認した「慢性毒性試験データ」について、無機抗菌剤の企業では唯一保有しています。

米国では99年5月にEPA(米国環境保護庁)から抗菌剤として製造・販売の認可を取得し、更にNSF(全米衛生基盤)から水接触食品関連機器(浄水器等)への使用認可を取得し、国内外を問わず認知されています。

このたびのFDA認可取得は、「ゼオミック」がアメリカ政府によって極めて安全性の高い抗菌剤として認定された事を意味しており、安全性と抗菌効果がより確かに証明された事になります。有機抗菌剤に比べ、環境・人体への影響が少ない無機抗菌剤の需要が高まるアメリカにおいて、抗菌剤の使用が厳しく制限されている食品接触用途に「ゼオミック」の使用が認可された事でアメリカはもとより、日本市場をはじめとする全世界の食品包装関連分野において「ゼオミック」を添加した抗菌加工製品への事業展開が可能になりました。

使用可能な食品包装形態(全分野)

  1. 高温度熱消毒
  2. 煮沸水消毒
  3. 高温包装あるいは低温殺菌(華氏150度以上)
  4. 高温包装あるいは低温殺菌(華氏150度以下)
  5. 室温包装及び保存(容器に熱処理を行わない)
  6. 冷蔵保存(容器に熱処理を行わない)
  7. 冷凍保存(容器に熱処理を行わない)
  8. 冷凍/冷蔵(使用する際に容器ごと再度熱を加える目的の調理済食品)

FDAが分類する9つの食品群

  1. pH5以上の流動状食品
  2. 酸性流動状食品(油性食品を含む)
  3. 遊離の油脂を含む食品
  4. 乳製品(W/O、O/Wのエマルジョン型)
  5. 低水分脂肪
  6. 飲料(アルコール濃度が8%以上、8%未満、含まない物)
  7. パン(表面に遊離の油脂がある物と無い物)
  8. 表面に遊離油脂の無い乾燥固形食品
  9. 表面に遊離油脂のある乾燥固形食品
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