試験事業者認定制度(JNLA)での抗菌性試験に関する認定を取得
登録番号020178JP
抗菌性試験に関して国際的基準に適合した試験所認定を受ける
(株)シナネンゼオミック・開発部は平成14年6月14日付けで試験事業者認定制度(略称:JNLA、Japan National Laboratory Accreditation System)での抗菌性試験に関する認定を取得しました。
この制度は、1997年9月26日の改正工業標準化法の施工に基づき、国際標準化機構(International Organization for Standardization)での規格ISO/IEC17025試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項に適合した試験事業者を認定するものです。
この認定は、旧通商産業省の一部局から独立行政法人化した製品評価技術基盤機構によって審査及び認定業務が行われています。
この制度は経済のボーダレス化の進展により、試験や認証などの適合性評価について国際的なルールに基づいた制度の必要性が高まったことと、各制度での規制緩和の一環との理由から推進されたものです。この制度で認定された試験事業者は、信頼性の高い事業者としての自己適合宣言を積極的に行うことができます。
この度認定された抗菌性試験業務は、2000年12月20日制定の「日本工業規格JIS Z2801抗菌加工製品-抗菌性試験法・抗菌効果」に基づく試験に関するものです。抗菌剤を加工した製品の抗菌性を評価する機関として、公的な微生物評価機関と遜色ないシステムと技能を有することが審査で確認されたものです。当社の微生物試験における信頼性は国際的基準に照らし合わせても最高レベルのものです。
当社の抗菌剤事業の関係から、ユーザーにて抗菌加工した試験体の評価依頼が多く寄せられています。これらの依頼に対する正確な評価試験の実施と結果報告をこれまで以上に信頼性の高いものとして提示できることになりました。
業界団体である抗菌製品技術協議会(略称:SIAA、Society of Industrial-Technology for Antimicrobial Articles)でも登録データとしてこの認定試験所での試験証明書を採用するなど信頼性基準の一つに位置付けられています。
今後の抗菌剤販売活動のサポートとしての試験受託業務に関しても大きなメリットが期待できます。