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国際品質規格ISO9001を全社全部署で取得

2002年04月19日ニュースリリース

登録番号JMAQA-1327

(株)シナネンゼオミック(全社全部署)は平成14年4月19日付けで品質システムの国際規格であるISO9001の認証を取得しました。

審査登録証

ISO9001は製品やサービスに関する品質管理を国際的な規格に沿ったシステム構築を作りあげ、これを客観的な立場から公的な認証機関によって審査・認証する制度です。数年前から大企業だけでなく中小企業でも取得活動が盛んに為され、CMや新聞記事・会社案内等で知られてきました。

ISOとは国際標準化機構(International Organization for Standardization)で、ISO9001s品質マネジメントシステムやISO14000s環境マネジメントシステムなどの規格を制定しています。
ISO9001のシステムとしての特長としては、(1)経営者によるトップマネジメントシステムである、(2)日常管理により方針、責任と権限、業務の標準化、文書化を明確化させる、(3)内部監査や審査機関によるチェックがある等が挙げられます。

当社が本規格の認証を取得した結果、以下のメリットがありました。

審査登録証付属書

1. 国内外の各顧客に対して信頼の獲得ができました。特に国外の医療や食品関連分野では製品の品質が重要な課題ですが、物理的距離が遠いため関係会社への直接現地確認が不可能でした。ISO規格に基づく審査機関による審査によって、現地確認の代替となると理解されています。当社の場合でもSciessent社経由でAK Steel社などの顧客に通知したところ、品質に関する安心感を得られたとの意向が伝えられています。

2. 業務における責任と権限の明確化ができました。システム上での責任と権限が文書によって明確になっています。また各業務レベルでレビューを実施して、その適合性を確認しながら遂行する体制が取られています。具体的には新抗菌剤や新加工技術などの開発業務や製品の製造及び品質管理業務で、担当者とその上司との間で定期的に目標達成や妥当性が確認されています。また内部監査において年1回、他部署の監査員によって本システムが規定通り運用されているか確認できる体制になっています。

3. 業務を標準化することができました。これまでも所定の手順によって業務を行ってきましたが、本システムではより明確な形で業務を標準化とする目的で手順書等を文書化しました。これによって今まで以上に誰もが一定の方法で業務を実施することが容易になりました。これは業務の全体的なレベルアップや生産性向上につながりました。

4. 問題点の顕在化がしやすくなりました。メーカーとして製品の品質は重要な問題です。本システムでは問題が発生した際の対応方法として、製品に対する処置、再発防止策の策定、再発防止効果の確認の3段階で記録すると規定されています。この対応の中で原因究明・是正処置・予防処置等がなされ、何が問題でありその対策が有効かなど問題点の顕在化が図られました。

今後も本システム運営を積極的に推進して、より効率的な企業活動を実行していきます。

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