抗菌加工製品の試験方法が「OECDガイダンスドキュメント」として承認されました
2015年01月27日ニュースリリース
2015年1月21日(水)、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)において、一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)の委員会活動報告会が開催されました。報告会の中で国際標準化推進委員会より、2014年4月の経済協力開発機構(OECD)環境局 化学品合同会合において、抗菌加工製品の試験方法が「OECDガイダンスドキュメント」として承認されたことが報告されました。このドキュメントは、同年7月にはOECDホームページで公開・発行されています。
「OECDガイダンスドキュメント」とは、国際的統一規格として加盟する先進諸国34カ国で用いられる試験方法であり、政府機関が化学物質の安全性や各種製品の性能評価方法等を新たに規制する場合に適用される試験方法です。
承認された試験方法は、現在運用されているJIS Z 2801やISO22196とほぼ同じ内容です。今回の承認によって、ISO規格とOECDガイダンスドキュメントという世界規模で統一された試験方法で抗菌加工製品を評価できることになり、抗菌加工製品のワールドワイドな展開の一助になると言えます。