O-157(腸管出血性大腸菌):Enterohemorrhagic Escherichia coli
病原性大腸菌のうち腸管出血性大腸菌の一つである。
家畜や人などの糞便中にも存在する大腸菌のうち、
下痢や嘔吐(おうと)などの消化器症状や合併症を引き起こす病原性大腸菌の一種である。
毒力の強いベロ毒素(志賀毒素群毒素)を産生し、激しい下痢や嘔吐・腹痛・血便などの諸症状を引き起こす。
子供や高齢者では溶血性尿毒症などの合併症を引き起こす。
菌の細胞壁や鞭毛にある抗原の種類によって分類され、O-157 の他に、O-111 などがある。
食品摂取による感染や動物との接触による感染などが確認されておりますが、
十分な加熱や消毒による予防が有効とされる。
ベロ毒素産生性大腸菌となる。